やってしまった。朝まで起きてしまった。
どうしてもしなければいけない仕事があったので、寝ずに仕事場へ来まして。
道中、水商売の男女のグループが交差点の真ん中で、大きな声でお疲れ!って言いながら笑ってた。デニムのロングコートを羽織った、酒焼けしたガラガラ声のおネェちゃんが手を振りながらグループから抜けて、スタスタ大股で歩き出した。コートの裾を盛大に翻しながら。
勢いがあるなぁ。小さいことなんかなぎ倒してグイグイ生きてんだろうなぁ、などと微笑ましく思う。いや、あれでも些細なことで傷ついたり悩んだりしてるんだろうけど、でもやっぱ勢いがあるよね。特に水商売の子はね。なりふり構わず生きてんだろうなぁ。
と、見ると、路上に駐めた、古くさく錆びたオレンジ色の折り畳み自転車の側に駆け寄って、後輪に通した鍵を外すために屈んでいた。後ろ姿に哀愁が滲んでいるのである。
で、今はファミマで買ったパンを二つ食べて、途中でこないだ入れてもらった仮歯がパンに突き刺さって取れて、また無理にはめ込んで、これを書いていますが、外でやはり若い男女がきゃあきゃあ言っております。独特の音声だね。
前の家に引っ越してすぐ…あれは2002年だったと思いますが、地元に友達を作ろうと思って近所のバーに通っていた事があった。そのバーは、引っ越す半年ほど前に友人に連れて行ってもらったお店で、その時は自分がいずれその近所に引っ越すことになるとは夢にも思わなかったのですが。
毎日それなりに楽しかった。そして楽しくないこともあった。楽しかったことは朝までぐだぐだ喋ったり知らない店に行ってみたりどうでもいい飲み友達とどうでもいい時間を過ごしたこと。その時確か『あんな風に』きゃあきゃあ言う声が響いていた。若い子が多かったからね。みんな10歳以上は年下だったな。
楽しくなかったことは、微妙な派閥や進歩のない愚痴や裏切り放題の恋愛模様や見込みのない夢物語とかそんな諸々のこと。ここにいつまでいても何処にも行けないし一歩も進まないなと思って、突然バー通いをやめた。しばらくはバーテンの子からメールが来てたな。わたしはバー通いをやめた代わりにソロ活動を始めた。最初はフォークギターを持っていなくて、エレキギターで弾き語りをした。1回やってみてこれじゃだめだと思ってアコギを買いました。ほとんどオモチャといっていいようなやつ。当時はどんな風にギターを選べば良いのか分からなかった。路上で練習を始めてほどなく、ライブに誘ってくれる人が現れて、そこから仲間がいっぱい出来た。その時に繋がった仲間と、今も一緒にいたりする。
ライブと言えば4/19はライブでした。
いつもより声が出ました。
グイグイ行く感じがないのね、今のわたし。
どうなんだろう。あんまり好きじゃないのよ、グイグイ行ってる自分の姿って。
それより早く仕事こなさなくちゃ。帰って、寝て、ガッコ行きます。
朝の仕事場はいい雰囲気だわー
絶対に邪魔が入らないからね。
写真は意味はないけど金魚

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