寝る前に、村上春樹の『シドニー②』を読んでた。高橋尚子選手がシドニーオリンピック女子マラソンでオリンピック新記録で金メダルを取ったレース、それから開催国オーストラリアの最終聖火ランナーをつとめたアボリジニーのキャシーフリーマンが、女子400メートルで金メダルを取ったレースのとこ。
村上春樹の『シドニー』はすごくいい。読んでて明るい気持ちになれる。村上春樹って明るい気持ちになれない系の本ばっかりだよねー。でも『シドニー』は例外。
なのになのに、なんかへこんだわ。ん?本のせいじゃないのかな?良く分からないけど。
スポーツ選手の孤独、、というよりは、静謐、と表現した方が良いのかな?…オリンピック選手とは比べられないけど、そういう静謐、を、かつてはわたしも知っていたなぁと思うんだけど、もう、そんなのなくしちゃったな。
なくてもいいものなんだろうとは思うんだけど。そんなもの、持っていない方が幸せなんじゃないか?とも思うし。でもなぁ、でもなぁ。
まぁどうでもいいことなのかな?
けど少し、そういうのに、気持ちが向かった。わたしの気持ちを、親密なものから離す力が働いた。
今は夜中で、電灯は消えてて真っ暗で、今日早起きしたから眠くて、でも寝てなくて、疲れてて、iPhoneの小さな画面だけが白く光っております。夜の特異な空気の中にいる。
うーん、でも出来ればわたしはもう、あんまりネガティブな方に向かいたくないんだ。
クールが似合うのは30代までだよね。クールって字を見たらもれなくクールポコを連想するわ。いやねぇ。
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