一件、仕事終わって。次にかかる前に。
体調を崩したりしてました。引っ越して一年。食生活その他諸々の乱れが現れてくる頃だと思います。それなりにきちんとした生活を送って来てた「貯金」が尽きてきた感じ。体調不良は「詩情」なんてもの、ふっ飛ばしちゃいます。やっぱり健康あってのロマンチズム。
こないだ、シーズンには少し早い海を見てきました。澄んでいた。寒かったです。あったかかったらじゃぶじゃぶ海に入っていってやろうと思い、サンダルまで買ったのに。ともあれ、サンダル購入は去年からの念願だったのでやっと買えて満足。欲しかったメーカーの、欲しかったモデルを買えた。
引っ越したので、一番近い海が変わり、見える景色も砂の感触も変わり、色んな意味で感慨深かった。
いつもの波打ち際にあんなに大量にこんがらがっていた海草の土手は、こっちの海にはなかった。どこまでもシンプルで、清潔で、サービス満点の、トレンディでスマートな砂浜だった。突き出した堤防に群れて絵に描いたような人々が、絵に描いたように遊びや釣りにいそしんでいた。色とりどりカラフルなヨットの三角の帆があっちにたくさん浮かんでいて、背後の公園には何不自由なく良い暮らしをしている長い毛足の大型犬や、キュートな顔立ちにオシャレな服を着た小型犬が幸せそうにじゃれていた。
この海に、着古した水着と短パンに水泳ゴーグルつけて入って、本気で泳いでもいいものかしらわたし。
やどかりや、たつのおとしごや、足をつっつく小魚たちはいるかな?
水平線のはるか向こうから、新しいメロディラインはやってきてくれるかな?
いや、水着くらいは買うのだ。こっちの海に似合うやつを。
色んな道や色んな場所に、新しい言葉で色をつけてまわる。昔からそうやってきたんだった。
いつも川の曲ばっかり書いてたけど、海の曲ができるかな。できたら2曲目なんだけどな。
夜、こわごわとギターを弾くの巻。